請願書
- 1
- 約12億円もの巨額の税金の無駄使いを止めて下さい。
- 2
- 長尾台で宝塚市が進めている自然環境の破壊を中止して下さい。
宝塚市は、福祉施設建設用地とするため、住民の反対を無視し、長尾台二丁目住宅地の北側の山を、約12億円の工事費をかけて削る工事を始めました。
- (1)
- この山を削ると緑が無くなるだけでなく、住宅地に北風が当る様になり、台風時に強風をまともに受ける様になります。
- (2)
- 現在、宝塚造形芸術大学にグランドとして貸してある、平地に福祉施設を建てれば山の緑は守られ、12億円の無駄な工事費も使わずに済みます。
- (3)
- グランドに貸している平地は長尾台小学校の建設の残土を、小野翁が宝塚市に寄付された土地の中に捨てた跡です。この時、残土を運ぶ多数のダンプカーが長期間、連日、住宅地の中を通過する苦痛に住民は耐えました。その代償として、この土地は市民の福祉の為に活用すると宝塚市長と教育長は文書を以て約束しました。
- (4)
- 宝塚市は約束を破り、住民への説明会も開かず、造形芸術大に貸しました。しかしグランドは文部省の大学設立認可に必要なだけで、文化祭のゴミを捨てたり、草は生え、シンナー遊びの跡もある有様です。その上、学生が駐車場に利用し住宅地の中を車が通過し、子供や老人など住民は危険にさらされています。
- (5)
- 宝塚造形芸術大には、市役所の横にある武庫川の河川敷の広大な広場を、グランド用地として貸せば良いのです。甲南大学など、もっと遠くにグランドを持っている大学も多数あります。
- (6)
- 山を削っても土地が狭く、設計図を見ると、老人ホームの部屋の半分は北窓だけの日の当らない寒い部屋です。グランドを返還させて老人ホームを建てれば、日当たりは良く、風は当らず、周囲に花の木を植えて理想的な環境になります。用地が広いので、南側の部屋を増やす事もできます。
- (7)
- 昨年三月、十年間の宝塚造形芸術大とのグランド貸与期間が終了した時、宝塚市は長尾台自治会には、「現在グランドは白紙の状態だ」と騙して、さらに十年の貸与契約をしています。この事を市議会で議員に質問され、市長は陳謝しました。市民との約束に反する、グランド貸与の再契約は解除して下さい。
- (8)
- 長尾台二丁目の住民であった小野翁が、老人ホームと土地を市に寄付されたとき、市は石の顕彰碑を建てました。その碑文の中で、寄付が宝塚市の社会福祉の為の、特定目的の寄付である事を、当時の市長の撰文で明記してあります。その土地で、住民を苦しめる様な使い方は止めて下さい。
上記のとおり、市民の署名を添えて、請願します。
宝塚市長殿
長尾台自治会