ふじが丘通信
平成9年(2) 平成9年2月14日
発信人 長尾台自治会副会長代行・総務長 北脇隆史

人身事故が起る可能性のある危険な歩道。

緊急の時、消防車が通れない事もあり得る4m90cmに、狭められた車道。

(1)
 旧野球場の外周道路は、これ迄、5m50cm巾でした。(橋から直進する道は一部狭い所あり)橋から右折し川に沿う道は、さらに坂を直角に左折し、さらに急坂を直角に右折します。全て5m50cm巾ですが。前記の左折と右折の場所は5m50cmの現状でも乗用車同志のすれ違いが困難です。北脇は電気通信共済会と基本協定を結ぶ時、歩行者の安全と、交差する車の接触事故を防ぐ為、道路の拡張を要望しましました。

 平成8年10月、ふじが丘全戸に北脇が配布した、電気通信共済会と北脇の覚書(5月30日付)の中に集会所建設と共に、6mへ道路巾拡張が明記してある。

(2)
 実塚市も、同じく安全の為、電気通信共済会に土地を提供させて、現状の通り、歩道無しで、道路巾を6mに拡張するよう指導し、認可しました。

 平成8年10月、蔵設計が作成し、ふじが丘の全戸に、工事協定書コピーと共に北脇が配布した、色付の造成図面に、色付きで、6mへ道路巾の拡張を明記してあります。

(3)
 吉成さんを長とする、長尾台自治会のふじが丘対策委員は、
 *
 6mに拡張した車道を、4m90cmに狭ばめ、横穴式車庫の出口と道路の間に有る側溝に蓋をし、合計して1m20cm巾の歩道を作る。
 *
 車道と歩道の境界線は縁石を並べて段差をつける。
(北脇は昨年、蔵設計に歩道を造る場合は、境界は白線でと云ってあります)

 上記の案を提出。平成9年2月9日に集会を開き、31人の賛成で可決しました。(出席40人)
 委任状93により、ふじが丘住民の総意として、宝塚市に6m道路巾の認可を変更する様に申請しようとしています。

(4)
 採決の直前、北脇は「4m9Ocm巾の車道は狭すぎる。現状の5m50cm巾にしないか」と、確認の質問をしました。吉成りさんは、「対策委員の原案の通り4m90cmの車道巾は変えない」と答えました。

(5)
 出庫者の中から、「道路の車庫側に歩道を付けるのは危険だ」と発言がありました。

(6)
 住民は、委任状を求められた時、危険な歩道の内容を知らされていません。
31人の賛成だけで、宝塚市の指導により決定した。ふじが丘の現状では、最も、安全と思はれる、6m巾の車道の認可を、改悪しようとしています。

何故、危険な歩道なのでしょうか。

(1)
 造成中のNTT住宅は、横穴式の車庫の出口が、そのまま外周道路です。間に、側溝が在るだけです。
 側溝に蓋をして歩道の一部にしてしまうと、車庫の出口の、ぎりぎりの所を常に歩行者は歩かねば成りません。

(2)
 車庫の中の車の運転席からは、出口だけしか見えません。車庫から出る車の直前に、いきなり、人が飛び出す事に成ります。

(3)
 小学校一年生は小さく、突然、車の直前に来ると、運転席からは見えない事もあります。死亡事故の危険すら有ります。

(4)
 高齢者は、素早く、危険を避ける事が出来にくいので、小学生より危険です。

(5)
 ふじが丘の、同じ横穴式車庫で人身事故が起らないのは、車庫の前は、出口から離れて、道路の中央部を歩くからです。歩道を造ると、車庫の出口の所を歩かねばならなく成ります。危険です。

(6)
 ふじが丘は、通り貫けの車が無く、車が少ないので、宝塚市が指導し、認可した「歩道無し、6m巾の車道」が、車庫の出口から離れて歩けて、一番安全です。

(7)
 車の、車庫への出入りも、道路巾が広い方が楽です。

消防車が通れない事も、起ります。

(1)
 消防署で確認して来ました。消防車の巾は、2m20cmほどです。トラックがきちんと路肩に寄せて停車していれば、4m9Ocm巾の道路でも通過できるそうです。

(2)
 しかし、少し、路肩に寄せず、ラフに停車していると、4m9Ocm巾車道では消防車は通れないそうです。

(3)
 ふじが丘で、改築工事などの職人さんの、トラックが停車しているのを見ると、大抵は路肩にきちんと寄せず、ラフに停車しています。火を使う昼食時に、火事は多く、その時、運転手は食事の為、車を離れています。
消防車が通れず、バックして、廻り道。一秒でも大切な、初期消火が遅れる事も起ります。私達の車がトラックとすれ違う時。現状の、5m50cm巾車道でも狭いと思う事もあります。宝塚市が認可した、6m車道がベストです。