平成14105日(文責 吉成)

ふじガ丘自治会とホームページ(その2

初めての反響は宝塚市

前回、ふじガ丘自治会のホームページが平成95月に立ちあがり、同年7月の自治会誕生にさきがけて活動を始めたことをお知らせしました。

初めて反響があったのは平成9714日で、宝塚市から「ホームページに関してお尋ねしたいことがございますので、一度、責任者から電話で連絡をいただきたい」との要請を受けました。

少々当惑しながら電話をしたところ「ホームページは自治会員にとって役に立つものなのか、又、全ての議事録を掲載するのは如何なものか」とのことでした。「外部の方々との交渉内容をホームページで開示するのは相手にとって迷惑なこともあり、それでは自治会にとり交渉が不利になるおそれもあるでしょう。また他の自治会に影響を与える可能性があるでしょう」との趣旨だったと記憶しています。

私は「現在は自治会員にとっては未だ必ずしも役に立つものではない。交渉相手に迷惑を掛けるのは本意ではない。長い目で見たら、ホームページは自治会の健全な活動にとても有用なものだと信じる」と答えたのを覚えています。

 ホームページに議事録を掲載するのは自分たちの活動を世間様にお知らせして、見守っていただくことを意味します。世間様の目を意識した時、私たちの言動はおのずから謙虚となり、活動もまた自然なものになるでしょう。自然なものとは当たり前のことを当たり前に積み重ねていくことでしょう。このことこそが自治会の健全な活動を約束するものでしょう。ホームページは、そんな意味で、必ず自治会の役に立つものと信じていたのです。

当時、私たちは長尾台自治会から独立するのを認められて、自分たちの自治会を発足するために、週1回以上の割合で長尾台自治会館に夜8時から集まっていました。お茶も飲まずに深夜の11時近くまで話し合いを続けていました。宝塚市の指導をいただきながら着々と独立の準備を進めていました。更に自治会館の建設に向けて造成会社及び宝塚市と綿密な折衝を続けてもおりました。

しかし、なにはともあれ、自治会が未だ独立していないのにホームページを始めたのは勇み足でした。手順の前後でした。しかも、とても大切なパートナーである市役所からやんわりと忠告を受けてしまいました。

勇み足のお詫びと自治会の独立及び自治会館の建設に万一にも障りが生じて計画が遅れてはいけないのでホームページを閉じました。手元に平成9614日に印刷した資料が残るだけの幻のホームページです。 

次回は自治会のホームページの復活とその反響についてご紹介します。以上